信和ゴルフグループ会員ナンバー1決定戦「スクラッチゴルフ選手権」が7月20日、ゴールデンバレーゴルフ倶楽部(6804ヤード・パー72)で開催され、初参加の徳田敏行様(シンワ倶楽部)が見事、初優勝を飾りました。
 戦いの舞台は来年、国内メジャー「日本プロゴルフ選手権」の開催が決定している日本一の難コース、さらには今大会から競技方法が18ホールから36ホール(予選18ホール・決勝18ホール)に変更されたとあって、これまで以上に体力と精神力が要求されるタフな戦いとなりました。大会にはクラブ選手権優勝者やインタークラブ代表選手などそうそうたる選手たちが参加、日焼け止めを入念に塗りこんだり、日傘で日差しを防いだりと、体力温存に努めていました。
 予選を終えてトップに立ったのは37・39と安定したゴルフを展開した山下等様(信楽CC)と、ボギーが先行して前半を40と出遅れながら、後半をノーボギーのパープレーでまとめた徳田敏行様(シンワ倶楽部)。4打差の3位には渋谷征茂様(ゴールデンバレーGC)が続きます。アテストエリアには選手がスコアを提出するたびにリアルタイムにスコアが掲示されました。めまぐるしく変わる予選カットラインに各選手が注目するなか、上位6名が決勝ラウンドへと進出しました。
 インターバルを挟んでの決勝ラウンド。もっとも暑さが厳しい時間でのスタートとあって、選手の体力と集中力を奪います。首位でスタートした2選手も過酷な戦いに大苦戦。山下様はスタートホールで痛恨のダブルボギー、グリーンが池に囲まれた難関の3番ショートホールで意地のバーディを奪うも、その後もボギーが止まらず、前半で優勝争いから一歩後退しました。徳田様も「36ホールの歩行競技ははじめての体験で、体力的にきつくて気持ちが折れかけた。」との言葉どおり、2ダブルボギー・2ボギーとスコアを乱し42で折り返しました。
決勝前半、猛チャージをかけてきたのが最終組のひとつ前でプレーする浦川紀仁様(ゴールデンバレーGC)。ゴールドプログラム「ダブルスゴルフ選手権」の初代チャンピオンでもあり、「二冠達成」の偉業を狙います。予選を終えて開口一番「3パットが5度もあった」と嘆くほど、この日苦戦し続けていたパターが決勝になってようやく決まりだし、フロントナインを37でプレー。6打差を一気に縮め5位タイから急浮上、首位の徳田様に肉薄しました。勝負の流れは完全に追いかける浦川様のペースで、バックナインへと突入しました。1打差に迫られたことを知り、「攻めるしかないと」と臨んだ徳田様。その気持ちとは裏腹に出だしの3ホールで2つのボギーを叩きます。対する浦川様はパーをセーブ、12番を終えてついに逆転しました。このまま逃げ切り体勢に入りたい浦川様ですが、14番で痛恨のボギー。一方の徳田様はセカンドショットをピンそば1bにつけバーディチャンス。このパットを慎重に沈め、再び逆転、その後、17番ショートホールでもバーディを奪い、バックナインを36でホールアウト、追いすがる浦川様を振りきり、過酷な鉄人レースに終止符を打ちました。
 ホールアウト後すぐに行われた表彰式はプロトーナメントさながらに18番ホールを背に芝生のうえで開催。予選通過者全員にクォリファイが授与されたあと、優勝トロフィーが徳田様に授与されました。優勝スピーチで「決勝前半まで50aを1回、1bを3回外すなど短いパットがまったく入っていませんでしたが、勝負どころでようやくバーディパットを沈めることができました。まるでトライアスロンをしているかのように体力的にきつかったけど、終わってみれば楽しいと思えます。」と述べると、タフな戦いをともに乗り切った仲間から温かい拍手が贈られました。各選手とも体力的に限界をむかえているはずですが、充実感が漂うすがすがしい笑顔が印象的でした。